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HOME>患者の皆さまへ医療関係者の皆さまへ診療科のご案内>消化器内科

  消化器内科のご紹介

わが国の死亡原因は、悪性新生物が第1位で、その中でも食道、胃、大腸の消化管悪性新生物が、悪性新生物全体の3割を占めます。消化管悪性新生物は早期のものであれば、内視鏡治療で完治できるものも多く、内視鏡検査で早期発見に努めることが重要と思われます。


当院では、2名の医師と内視鏡スタッフ、検査技師を中心に、月曜日から金曜日まで、外来診療と上部消化管内視鏡検査、下部消化管内視鏡検査、消化管造影検査などを行っております。近年、拡大内視鏡や狭帯域光(NBI)内視鏡の開発など、めざましい内視鏡機器の進歩により、精密な検査を行うことが可能となりました。検査が苦手な方は、特に合併症がなければ鎮静剤や鎮痛剤を用いてなるべく苦痛を少なく検査を行うことも可能です。


治療としては、消化管疾患においては、食道静脈瘤に対する内視鏡的結紮術、胃、十二指腸などの潰瘍出血に対する内視鏡的止血術、早期胃癌に対する内視鏡治療、早期大腸癌、大腸ポリープに対する内視鏡治療を施行しております。胆膵系疾患においては、閉塞性黄疸に対する内視鏡的胆道ドレナージ、総胆管結石に対する内視鏡的乳頭切開術および採石術なども行っております。


内視鏡以外の治療では、炎症性腸疾患に対して重症例には生物学的製剤や腎臓内科と連携した白血球吸着療法などを行っています。また、消化器癌の各種進行例では抗癌剤治療も行っております。内科的に治療が困難な場合には近隣の外科施設と連携し、速やかでスムーズな治療継続ができるようご紹介しています。

R4 R5 R6
上部消化内視鏡検査 964 1297 1371
下部消化内視鏡検査 517 614 657
膵胆管造営検査 35 44 44
内視鏡的消化管止血術 8 16 13
内視鏡的粘膜切除術 169 196 191
内視鏡的粘膜下層剥離術 2 1 5

写真の治療例はほんの一例ですが、どの疾患も早期であればあるほど侵襲の少ない治療法を選択できます。癌といえども症例によっては外科手術を要さず内視鏡で根治ができる時代です。消化器疾患に心当たりのある方、検診を御希望の方など、御相談下さい。

                    消化器内科担当医 副院長 高森 謙一





 
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